公開講座「物忘れと認知症」を開催しました
こんにちは
医療連携室です。
先日、柳田自治会館にて「物忘れと認知症」をテーマに公開講座を開催しました。
当院の認知症ケア対策委員会の看護師2名が講師を務めました。
はじめに、認知症について正しく認識を持っていただけるように加齢による物忘れと認知症による物忘れの違いについて説明しました。
加齢による物忘れは、物を忘れたことを自覚していることや自身が体験した事の一部を忘れる、日常生活に支障はなく、判断力も低下しない。
反対に認知症による物忘れは、物を忘れた自覚すらなく、自身が体験した事自体を忘れてしまいます。
又、日常生活に支障をきたしたり判断力が低下するなどといった行動が見られます。
認知症患者数の推移と割合や認知症患者の認知症タイプの割合を説明し、どれくらい認知症患者が世の中にいるのか等を図やグラフを用いて分かりやすく説明しました。
認知症のタイプはアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症等に分かれており、この中で日本ではアルツハイマー型認知症が多いことがグラフを見て頂きよく分かったかと思います。
認知症予防として10ヶ条に分けてバランスよい食事ですとか規則正しい生活など普段の生活に取り入れて頂きたい10ヶ条を提示しました。
講義後にはチェックリストと簡単なテストをお渡しし、自身の状態について把握をして頂きました。
講義を通して少しでも認知症についての知見を深めて頂ければと思います。
次回の公開講座は12月19日に柳田自治会館にて開催します。
ご予約・お問合せは当院医療連携室までご連絡ください。